カーニバル 夜の八時 校舎の中 騒がしい光が溢れて 何だかいつもと違う不思議な空間です 遠くの方で笑い声 トンカチの音も笑いだすよ 明日はきっと見える物全てがおもちゃ箱 「時間があれば おもちゃの箱 一緒に見よう」 言えるかな 会えるかな 箱のなか探してみよう 見慣れたこの景色に魔法がかがるよ 角を曲がれば ほら喫茶店 私にも魔法がかかりますように いつもよりも 少しだけ 君の事を見てる私に気づいてね 夜の九時 校門の前 君の影が遠くに見えたよ 今なら追いつくかな?おもちゃ箱とびだした 靴を履いたら深呼吸 弾む息がバレないように 何気ない素振りで君のこと驚かせるの 「偶然だね まだ居たんだ 一緒に帰ろう」 帰り道 二人きり 出来過ぎたドラマみたい 駅まで15分の執行猶予です いつもよりもゆっくり歩いて行こう 私の中にある小さな世界が 溢れ出すの 気づいてね もう少しだけ君の傍を歩いてみよう 君が隣で笑うと幸せな気分なのに なんだかとても泣きたくなるよ もっと笑いたいのに 優しい風 吹き抜ける おもちゃ箱 溶けてゆく 大丈夫もう決めたよ 言えるはずだよ だって明日は私のカーニバル 私にも魔法がかかるはずだから 止まる思考 動かして ちゃんと伝えるから 届いてね 私の魔法の呪文 「君のことが好きです」