夕立 私の周りにある風景は ちょっと早過ぎます 二時間と少し箱に揺られ 時計の針を巻き戻します 誰も居ない駅のホーム 記憶の中と同じ景色 君とよく座って話していた 広場の椅子もまだありました 駅の前の小さなお店 今日もおばあちゃんが寝ていました まるで時間が止まったみたい あの頃と違ってるのは 私の右手が空いてる事 雨が降りそうだな 雨宿していこう 雨上がり風が吹いて 夏の匂いが戻ってきます いつも二人で歩いていた 通学路を一人で歩いてみよう 君はどこで何してますか 私は少しだけ負けそうでした もう大丈夫 思い出せたから 「お互いに頑張ろうね」 最後にしたあの約束は 今も君の中で力になれてますか 私もまだ頑張れそうです