存在証明 帰り道ふたりぼっち 手を伸ばせば届く距離 君の横15センチ 私の限界ライン 月明かりいつもの散歩道 何気ない顔でいつもどおりの会話 君はたとえ何かに潰されそうでも 何も言わないんです だから私も知らない顔で 会話を続けるんです 私には君を救えませんか 君が立ち止まった時にどうすれば 私の言葉が届きますか 君が泣きたい時にどうすれば 私の傍で泣いてくれますか 夜の道 隣どうし 君の手が軽く触れた そのまま君の手を 掴めないのが悔しい 交差点いつもの分かれ道 立ち止まった拍子に時間が止まる 不意に振り返った君は 笑い顔で「また明日ね」って そんな余裕が無いことは 私だって気付いているんです 君が溶けていった あと15センチの距離が遠すぎて 君を見失いそうになるんです 会いたくて話したくて切なくて 何も出来ずにただ泣きました 明日になればきっとまた 君は何でもないフリで きっと笑いかけるんです 君が笑えば笑うほど寂しくなります 私じゃ役不足ですか いつか君が話していた言葉 「僕は誰かの力になれますか」 その答えは"私"じゃいけませんか 君の隣に居たいだけなんです 君が立ち止まった時にどうすれば 私の言葉が届きますか 君が泣きたい時にどうすれば 私の傍で泣いてくれますか 私は君の居場所になれますか 君を必要とする人間ならここに居ます どうか気付いてください 私はずっと変わらずここで 君に届くまで叫び続けます